学生と社会人の違い

お金をもらって働く vs. お金を出して勉強する

大学生、大学院生、専門学生、高校生といった学生と社会人の違いを知っておくことで、社会人相手の面接において多少なりとも有利に進めることができると思います。

どういった点で有効なのか。

それは、社会人の働くというスタンス・習慣・考え方を理解することで、社会人としてこうあってほしいという思いを共有できる点で面接の受け応え方が変わってきます。

そして、学生と社会人で第一に大きく違う点は、

・学生は「お金を出して勉強させてもらう」
・社会人は「働いてお金をもらう」

働いた対価を給与という形でもらう。そのために、会社に貢献しなければならない。

無責任な考えで働いては困る、課された責任をきちんと果たせる人材がほしいのです。給与をもらうからには会社に利益をもたらす仕事をしなければなりません。

大学や専門学校のような場所では基本的には親が入学金や学費、さらには仕送りなどでサポートしてもらっているでしょう。

そんな中でもその現実を受け止めており、お金を出してもらっているのだからちゃんと勉強している人のほうが遊んでばかりの人より良いに決まっています。

社会人として当たり前のことを当たり前のように行ってもらえる人材、もしくはそれに近い人材を求めています。

といっても、こう語っているだけではまったく実感がわかないと思います。学生のうちにアルバイトを2,3個はやってみてください。

ただ時間給で働くだけでなく、会社の動き方、ビジネスの仕組み、上司の役割など気にしながら働いてみることをお勧めします。

最終的には面接で語れることが多くなりますし、考え方自体も社会人に少しは近づくことができるでしょう。

牧村 和慶

牧村 和慶Kazunori Makimura

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株式会社Crepas 代表取締役
大学院卒業後、複数の大手企業から内定をもらい、大手電機メーカーへ就職。大手通信企業を顧客としてSEや営業として従事。リクルーター活動経験をいかし、IT分野、情報システム企業専門の就活相談ポータルサイト「就活相談室」を立ち上げる。朝日新聞社より、親が就活に介入することについて取材を受けるなど、就活を控えた学生の親御さんからの相談も数多く受けている。

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