SPI・筆記試験対策

SPIや筆記試験には2パターンある

SPI試験、筆記試験対策で選考を突破就職活動における選考には3種類あります。エントリーシート等の書類選考、面接による選考、そしてSPIなどの筆記試験選考です。

なかでも筆記試験やSPIはある程度の学力が問われます。そしてここでも相対評価で決まります。他人より上にいかなければなりません。ただ、面接とは違った選考があります。何が違うのでしょうか。それは2パターンあります。下記を確認してください。

  • 篩い(ふるい)にかける選考
  • 最低限の基礎能力テストを確認する選考

篩い(ふるい)にかける選考

この場合、初期の選考、エントリーシート提出直後の選考、第一次選考など早いタイミングでの選考が多いです。これは、多くの学生が募った中で、ある程度の学力を持っており、かつ、上位何名を残すという選考です。

企業の思惑としては、多くの人を面接でチェックしてしまうことは人事として多くの要員が必要ですし、お金も時間もかかります。コストが高くなることを懸念しての方法です。

しかし本来は面接をして良かった人材のほうが試験を突破するより必要とされています。それも人事は分かっています。

やらざるを得ない状況もあるのでこのようなことをしています。大手有名企業ほどこのような選考をしているケースが多いように思います。

最低限の基礎能力テストを確認する選考

一方で、最低限の基礎能力があるかどうか確認する選考も行われるケースがあります。

たいてい、エントリーシート選考、一次面接、筆記試験、二次面接、最終面接といったパターンになることが多いでしょう。

これは面接を重視する選考方法です。ある程度一次面接で人柄やどんな人物なのか確認し、目星をつけます。

このときの筆記試験は一定の基礎能力があればOKとする選考方法です。

ふるいにかけたりするというよりかは、最低限の基礎知識があれば良しとするやり方で、企業としては面接である程度会社のことを知ってもらうという意味もあります。企業としても良い人材を確保したい、まずは多くの学生と話したい、いい人がいればアピールしたい、そんな思惑があります。

どちらにしろ、筆記で落ちたら意味がありません。筆記試験対策を早めに準備しておきましょう。

筆記試験対策、SPI対策はどうする?

対策としてのコツはとにかく、問題を解くことです。

最近では SPI問題集 などが多く発売されていますので、これらの数をこなしてください。問題自体はそれほど難しくありません。ひらめきをみるようなテストもありますが、これも練習です。問題をとにかくとくことです。

市販の問題集でOKです。だいたい傾向と対策はそれで得ることができるでしょう。私も筆記試験は苦手なほうですが、とにかく問題になれること、意外と時間がなかったりするので問題慣れしているほうが有利です。

学力は他人が上でも練習量でカバーできます。

面接の練習はなかなかできませんが、筆記試験の練習は事前にいくらでもできるでしょう。

直前になれば他社で試しに受けてみることも可能です。他社には申し訳ないと感じるでしょうが、こちらは人生がかかっています。あまり気にせず積極的に試験を受けてみてください。

テストセンターの雰囲気も独特なので他社の選考の一環として受けてみてください。次第に慣れてきます。(何度も受けていると同じ問題も出たりするかも!?確かではありませんが。。。)

まずは問題集からですね。面倒でもこれは練習でカバーできる範囲です。

SPIパーフェクト問題集(2012) >>

これが本当のSPI 2だ!(2012年度版) >>

ちなみに、適性検査も筆記と同じタイミングで行われます。基本は自分に正直にということなのですが、一冊手にしてみても良いかもしれないですね。

SPI完全対応適性検査問題(〔2012〕) >>

適性検査ではその企業にあっているか、将来どのような人材になりそうか、そのあたりを検査しています。上記の本などを参考にしてみても良いでしょう。

牧村 和慶

牧村 和慶Kazunori Makimura

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株式会社Crepas 代表取締役
大学院卒業後、複数の大手企業から内定をもらい、大手電機メーカーへ就職。大手通信企業を顧客としてSEや営業として従事。リクルーター活動経験をいかし、IT分野、情報システム企業専門の就活相談ポータルサイト「就活相談室」を立ち上げる。朝日新聞社より、親が就活に介入することについて取材を受けるなど、就活を控えた学生の親御さんからの相談も数多く受けている。

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