面接のポイントと対策

面接では何を見ているのか?

面接対策が内々定を引き寄せる面接は一次、二次、三次・・・といったように何度も行われます。たいていは同じ人というよりかは人事の中でもいろんな人が見て、その人の良し悪しを見ます。

一次面接ではたいてい人事の中でも若手・中堅が見ることが多いでしょう。その後は人事の部長級であったり、小さい企業では社長が出てくることもざらです。

もしくは、マッチング面談のような場合では採用する部署の事業部長クラスが面接を行います。

まずは誰が面接しているのかを把握しましょう。人事であれば単純に人柄などですが、マッチング面談のように採用する部署毎に面接を行っている場合は技術的なところから論理的は話し方であるか、など見る部分が変わってきます。

相手によって話す内容を変える、話し方を変えるべきというわけではありませんが、どういった視点で採用を決めるのか、相手の立場になって考えてみることも面接対策のひとつです。

面接ではどんな視点で見ているのでしょうか。具体的には以下の通りです。

  • 話し方
  • 個性
  • 経験
  • 志望動機
  • 自己紹介

話し方、個性、経験など面接の中で知る部分です。これら人柄を見ています。ただし、大切なポイントをもう2つ見ています。それは志望動機と自己紹介です。

志望動機、なぜこの企業で働きたいのか、これを見ています。そして、自分はどんな人間なのか、自身の言葉で語られるあなたを見ています。

話し方が変だ、個性が無い、珍しい経験をしていない、こんな人でも極論を言えば、志望動機と自己紹介で魅力があり、活躍できそう、会社に利益をもたらしてくれそう、将来性があれば採用決定です。

面接対策で何をしていいか分からない、面接でうまく話せない、といった人は本当にほしい人材は何か本質を見ていません。

多少口下手でも多少はかまいません。

自分がどうして御社で働きたいのか、自分はどんな人物なのか、これを分かりやすく熱意を持って語られるようになることが一番大事な面接対策です。

そういう意味でも自己分析と企業研究は欠かせません。そして、前にも申し上げた通り、何より大切なのは自己分析です。

自分自身を語れないようでは、社会で通用しません。

面接でうまく喋れるようになるには?

自己分析が大切とはいえ、面接が苦手だという方も多いでしょう。面接対策といっても何を対策すればよいかわかりませんね。

たくさん企業を受けるという方法もありますが、それはそれで大変なことです。しかも本命が他の企業よりも早い段階で選考スタートしていれば企業の面接で面接対策をすることが難しいでしょう。

では、どうやったら面接でうまく喋れるようになるでしょうか?スムーズに喋れるようになるでしょうか?

簡単です。喋る練習をします。具体的には自分より大人(できれば社会人)と多く話すことです。

アルバイトやインターンシップで社会人と話す経験をたくさん積むことで喋ることに慣れてきます。

私は人見知りでしたが、大学に入ってから人見知りを克服したいがためにたくさんアルバイトをしました。

アルバイトでは多くの社会人が働いています。そこで話す機会を持ち、多くの方と話しました。いろんな性格を持っている人がいます。どういう放し方をすれば盛り上がるんだろうか、などアルバイトで社会に出てみることも結果的には面接対策になっているはずです。

また、面接そのものを事前に経験するという意味では、アルバイトを始めるにも面接を行いますので、いろんなアルバイトを経験してみる、面接を受けてみることも経験になるでしょう。

また、インターンシップでも面接の経験、社会人と関わる経験を得ることができます。

インターンシップの場合はある意味でプレゼンテーションです。自身をアピールしないと合格しないですし、インターンシップの終わりには成果をプレゼンすることもあるでしょう。

これはとても良い経験になると思います。私も2度インターンシップに参加しましたが、非常に良い経験となりました。

人見知りである、面接が苦手だというあなたも練習、経験を積めば克服できるでしょう。自分を信じて早め早めに取り組んでください。

牧村 和慶

牧村 和慶Kazunori Makimura

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株式会社Crepas 代表取締役
大学院卒業後、複数の大手企業から内定をもらい、大手電機メーカーへ就職。大手通信企業を顧客としてSEや営業として従事。リクルーター活動経験をいかし、IT分野、情報システム企業専門の就活相談ポータルサイト「就活相談室」を立ち上げる。朝日新聞社より、親が就活に介入することについて取材を受けるなど、就活を控えた学生の親御さんからの相談も数多く受けている。

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