IT企業の基本的なビジネス形態
ビジネスの成り立ちをおさえておきましょう。細かくは企業によって異なりますが、IT系・情報システム系の企業のビジネスは下記のようなところです。
- システムソリューションシステム開発受託
- コンサルティング
- アウトソーシング受託
- パッケージソフト開発・販売
- Webシステム開発受託
- SEOコンサルティング
- Web広告
システムソリューションとWeb系での分け方をしましたが、多くはシステム開発がメインです。企業によって、もちろんビジネスは違いますが、収入の規模でいうとシステム開発による受注金額が多いでしょう。
なお、単独でビジネスを行う場合は要員や会社規模もそこそこ大きいところになると思います。社員が少ない(100人弱)ようなところでは多くは大手メーカーが受注したシステム開発の再委託先として要員を派遣するというビジネスも少なくありません。
小さな会社でもコアなソフトウェア開発を行っているような会社では大手企業にライセンスを売ったりしてビジネスとして成功している企業もあります。
企業を探すうえではどういったビジネス展開をしているのかをしっかり把握しておきましょう。自分がどんなことをやりたいかによって選択する企業は分かれると思います。
最近ではスマートフォン向けアプリ開発、SEO対策、リスティング広告マーケティング、動画制作などの事業者も増えています。
IT企業の働き方・生活スタイル
働き方や生活スタイルについて就職するうえできちんと理解・把握しておきましょう。
生活スタイルは特にSE職において解説します。一般的な働き方としてお考えください。最近では残業が認められなくなり、残業なしまたは、20時頃退社できるようなところも増えてきています。
- 9時半頃の遅めの出社
- 1日のスケジュールを確認
- メールチェック
- 午前は1時間程度プログラム開発
- 午後から打ち合わせ2時間
- 23時頃までプログラミング・開発作業
- 23時過ぎに帰社
管理職になればなるほど大企業は遅く帰る人が増えてくるのが現実です。残業制度が適用されません。
このように忙しい毎日を送ることがざらだとお考えください。ただ、学ぶことはたくさんあります。プログラミング能力やITインフラ知識が身につくこと、プロジェクトを任されるようになればマネジメント能力もついてきます。プログラマーの進捗管理や工数管理、人員配置なども考えなければなりません。
そうなれば収入も大きくアップしていきます。ITの知識量だけでなく周囲をまとめていく能力も必要となります。特にコミュニケーション能力が求められてくるでしょう。